尾張のおじさんblog

こんにちは 地元名古屋を中心に身近な神社・仏閣、地元の歴史や街並みを紹介していきます

2018年01月


最強寒波が東海地方にも来襲、深夜から雪が舞う


 子供の様に翌朝が楽しみになる


いつもは家の前を表通りの渋滞を避け、通り抜ける車が多いけれど


 この日ばかりは昔の静けさが戻ってくる


この静けさと音もなく降り積もる雪、水墨画の様な世界がなにより楽しみ


 日泰寺までちょっと行ってくるわ(❤何しに?)
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思ったほどの積雪にはならなかったものの日泰寺の山門は白と黒のシックな色合いで

 佇んでいた
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グレーの空をバックにシルエットがはっきりと浮かび上がり浮き立って見えます

 こんな日でも参拝に訪れる方もチラホラ
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 屋根の勾配が今舞い降りた鳥の翼の様に広がる
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 周囲は雪に包まれて五重塔全体が浮き立ち、相輪も鉛色の空に真っ直ぐ伸びる

鐘楼の瓦も雪に包まれ輪郭がはっきりしてきます
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初めてこんな近くで梵鐘の全周を撮ってみた

拡大すると中帯の上下の彫も読み取れる
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 定点撮影「冬」
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 築後年数は経ていないけれどこれからです

京都、奈良に行かなくても情緒があります
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千躰地蔵堂、今朝は人の写り込みを気にしなくてもいい
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千躰地蔵堂の東隣り、足跡はなし(妙にうれしい)
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雪に埋もれ、じっと耐え忍んでいるように見えてしまう地蔵さん
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雪が降っていてほしいなァ
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参拝に訪れた形跡なしです、一番乗りでしょうか(❤単なるもの好き)
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 馬頭観音は大きな木の下にあるおかげで思ったほど積もっていない、余裕の表情に見えます

 雪の室生寺の写真を撮りに何年か通った頃がありまして

一面の銀世界に建物と自分の足跡入れた写真に一人喜んでいたのを思い出す

 スライドの時代ですけど

もう少し降ってほしかったなァ・・・・・(❤会社いくんでしょう、大変じゃない?)

 でも、雪の日ならではの趣と静寂なひと時を味わえた雪の覚王山​「日泰寺」​です

 

2018/1/26

日泰寺
住所 / ​愛知県名古屋市千種区法王町1-1
アクセス / 市営地下鉄東山線覚王山下車

名古屋市千種区京命1丁目


 かみさんから教えられるまでその存在は全く知らなかった


早速出かけて見ました


 住宅地の一画の交差点の角に小さな祠が二つ、その横には地蔵が祀られていました


ここから歩いて10分程のところにある、香流の​馬頭観音は馴染みがあるけれど知らなかったなア
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瓦葺の屋根の下に祠と地蔵が祀られています

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左側に祠が二つ、赤い祠は稲荷だろうか?・・・・・安直すぎるか

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右側には地蔵が祀られ、左側に弘法大師が祀られているようです

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二体の馬頭観音についての云われはさっぱりわからない

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同じ敷地内に集会所らしき建物があったので教えを乞いに伺った


・・・・・・・・無人の様です、断念しました


そもそもこの建物がこちらと縁があるのかもよくわかっていないのですが・・・・


 近くの​長福寺に行けば何か教えを頂けるか?

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右側の弘法大師像の台座には「新田嶋?」と彫られているようです


 現在の町名は京命に変貌していますが、以前の猪子石新田から受け継がれてきたものなのでしょう


身近にありながら初めて知る、徘徊が足りないね


由緒が分かれば書き加えて行く事にします


住所 / 名古屋市千種区京命1丁目

アクセス 基幹バス2 栄ー四軒家 竹越下車竹越交差点右折 徒歩30分




下は千種区宮根台の香流橋(以前は土橋と呼ばれる)の袂に祀られる馬頭観音

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右は1780年(安永9)と左は平成10年に建て替えられた身替観音の二体

 

今も大切に祀られています
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香流馬頭観音

住所 / 名古屋市千種区宮根台1丁目3

アクセス ​基幹バス 引山行き 「竹越」下車 徒歩10分​    





昨晩の雪が残る鳥栖「神明社」を訪ねました

 地下鉄桜通線桜本町で下車、環状線を新瑞方向に歩きます

「新効通3」の交差点の一本手前を東に入ると杜が見えます

鳥栖「神明社」は住宅街に高く盛られた古墳の上に立っています

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ここから東、徒歩で10分程には​鳥栖「八釼社」​​​も近く、こちらの神社も古墳の上に鎮座しています

 この近辺の笠寺台地には古墳が点在しその上に神社がある事は珍しくありません

また、笠寺台地の東側を年市潟と呼ばれ、海を見渡す眺望のよい場所

 「万葉集」にも詠われ、​「桜田八幡社」​にその歌碑が建てられています


こぢんまりとした神社です、狛犬が両脇で守りを固め

 

鳥居の先の石段の頂には拝殿も見て取れます

日陰には昨晩の雪が残っています
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 神社がこぢんまりとしているせいでしょうか狛犬の存在感があります
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 鳥居左の手水舎
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 1908年に設けられた手水鉢、残念ながら静水は張られていませんでした

盃状穴、約100年前から現在まで続く?風習の痕跡が今も残っています
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 鳥栖神明社古墳

 未調査の円墳上に建てられている様で、「大塚」と呼ばれていたんですね
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この石段の高低差は古墳である事を感じさせます


 周囲はコンクリートの土止めで覆われています
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 石段を登りきるとシンプルな拝殿、その奥の本殿が間近になります


 緩やかに東に傾斜する笠寺台地の斜面

古墳の高さは3.5mとありますが住宅の屋根の位置はそれ以上の高低差を感じます
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 鳥栖神明社
御祭神 / 天照大御神
創建 / 1771年(明和8)
境内社 / 秋葉社、知立社、津島社、山神
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鳥居の前には由緒も掲げられ、訪れる者にとってはありがたいですね
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拝殿西側から本殿全体、奥が境内社になります
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あれまァ


こちらの案内板には箱型前方後円墳とあるが・・・・・
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 拝殿から右の奥に境内社が纏められています
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 酒解神


 おいしく頂いています
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拝殿から鳥居を振り返る

 古墳の斜面に作られた石段、そこそこの斜度があります
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 1923年(大正12)と記された社号標

鳥栖神明社
住所 / 愛知県名古屋市南区鳥栖1丁目-18-10
アクセス / ​市営地下鉄桜通線「桜本町」下車徒歩​で約10分

2018/1/25

名古屋市千種区天満通


 北に谷口交差点を控え基幹バスが東西を走ります


以前はバスで栄までアクセスする時は天満通が主要な路線でしたが


 子供の頃はここから南の坂を越え、姫ヶ池の水面を右手に見て

 

末盛で右折、そこから栄まで出たのを記憶しています


 今では基幹バスの運用により大幅にダイヤが減り、バスの往来は少なくなりました

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 天満通の谷口交差点から少し南に入った通り沿いに長養寺は鎮座します


 歩道沿いに少しばかりの杜があり、その横には幼稚園があります

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歩道沿いに小さな山門と寺号標があります

 これを見落とすと幼稚園としか思えないでしょう

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 山門から境内に入りました

 目の前に本堂?があり、そこで行き止まり

 

それ以上は入れる雰囲気ではなさそうです


ここまでです、扁額らしきものも見る事ができません、見落としているのかナ


 周囲の環境は宅地化され、往時の規模から縮小せざるを得なくなった結果なのでしょうか?


長養寺

宗派 / 天台宗

本尊 / 十一面観世音菩薩、本尊は運慶作と伝えられる
その他に円空仏も祀られているという

創建 / 不明 
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 本堂?の右には棟続きの建物…なんだろう?


 左は幼稚園のため写真は控えましたが、伽藍がさっぱり掴めなかった


長養寺は千種区の「千種公園とみずのみちめぐり」の6番目のチェックポイントとして

 

紹介されています


 それによれば「境内には、名古屋城築城の折に城の安全を祈願して

 

四方に置かれた石の一つで青竜石がある」と紹介されていた


 名古屋城築城は1610年頃、何時こちらに移されたものか不明ながら

歴史のある寺なのは事実なんです


青竜石、それを見たかったが・・・・・確かに石はあるね


 幼稚園への配慮から一般参拝客を積極的に呼び込まない方針のなのだろうか


一般の参拝客には少し分かりにくいなァ
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長養寺の全体を見るため南の幼稚園側から一回りしてみました


 西側に御堂がありました、奥の建物が長養寺なので棟続きでしょう
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 御堂の正面には石標と石碑らしきものが
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弘法大師の石標は昭和9年に建てられた様です

 

右の石碑、読み取りにくいが「大峰登山○△×…」と彫られているようです

弘法大師と言えば修行の場「大峯山」が出てきます
こちらの石碑を拝むのだろうか
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 精一杯明るく加工した弘法堂の中には空海らしき像が祀られているのが見えてきた
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名古屋八十八ケ所弘法大師第31番札所の石標とその左には地蔵堂
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中には生花が供えられた3体の地蔵があるようです 
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3体の地蔵はそれぞれが優しい表情をしています

 

 左の地蔵にはひびも入っていますが「右笠寺・・」と彫られています


竜泉寺から尾張四観音道を経て笠寺へ導いてくれるのでしょう・・・・・ン?「右」ですか?

 

 何か違うような、君はどこにいたのかなァ


住所 / 名古屋市千種区天満通1-46

℡ / 052-711-8255

アクセス / 基幹2栄~四軒家 谷口下車徒歩5分程


愛知県小牧市市之久田

 
八幡社に隣接する『養光寺』を訪れました
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 養心寺の西隣りは八幡社、東隣は幼稚園になっています
 
 お寺の入口には「十一面観世音菩薩」と書かれた赤い幟が立ち並び目を引きます
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 外観からはこじんまりとした伽藍の様に見られます
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 山門左の塀に多数の地蔵が整然と祀られています
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山門、左に寺号標と右に西春21大師4番札所の標柱(大正12)が建てられています
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西春21大師札所とは?
調べて見ましたが全貌は分からないまま、今後時間をかけて調べて見よう
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山門扁額

 額座布団?も付けられ、お寺の思いが感じられる
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五七桐久我龍胆紋の入る門幕、紫が鮮やかです
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境内左手水舎、右奥には八幡社の鳥居も見えています 
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 境内正面の本堂

宗派 / 曹洞宗

創建 / 不明

本尊 / 十一面観世音菩薩
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本堂脇の梵鐘

 八幡社側から見ると小振りな梵鐘ですが
池の間に天女?、境内側には獅子が施されているようです
 煩悩の数だけあると言われる乳ですが、108個数えて見ます?
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 境内左の御堂は大師堂でしょうか
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 山門の脇の秋葉宮(左)と金毘羅宮

 レンズの影響で斜めっているのではなく根の張りだしからのようです

西春21大師札所を調べていたら、小牧市にある観音菩薩を祀った10寺の寺院を巡る

 「小牧十観音巡り」なるものがあるそうです

養光寺の観音菩薩もその中に含まれ、六番札所となっているようです

 見てこなかった事が悔やまれます
無題
早い時間に訪れるのも善し悪しですね、教えて頂く人にも出会いません

 ・・・・・考えよう

『養光寺』

住所 / 愛知県小牧市市之久田1丁目345

℡ / 0568-73-3135

アクセス / 公共交通機関・​地下鉄名城線上飯田下車⇒名鉄小牧線間内下車⇒西へ徒歩20分




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