尾張のおじさんblog

こんにちは 地元名古屋を中心に身近な神社・仏閣、地元の歴史や街並みを紹介していきます

2019年03月

わいわいロードで遅めの​昼食​を済ませ歩いて10分程の住吉大社へ向かいます
1
住吉大社の鳥居前に続く通りには、昭和の時代へタイムスリップしたかのような町並みが続き懐かしい路面電車(阪堺電車)が頻繁に走行し、眺めるだけでもとても楽しい場所

また周辺や境内には古い巨大な石灯籠が林立し、足を止め見て行きたいところです
かみさんに置き去りにされるのでここは我慢2
平日なのに多くの出店が出て、老若男女問わず多くの参拝客が訪れ参道はすごい人「大阪の人は信心深いのね」内心そう信じかけていた
予備知識なしにこの日に訪れましたが、良く調べてから日程を決めれば良かった
毎月最初の辰の日は「初辰まつり」が行われます、なのでこれが日常ではない様です
3
昼を過ぎ参拝客のピークは過ぎていたようですが、それでも人が途切れる事はありません
上段 朱も鮮やかな反橋(太鼓橋)
下段 鳥居の先には第三本宮が間近です住吉大社には4つの本宮があり鳥居正面の第三本宮の後方に第二本宮、その後方に第一本宮が建てに並び第三本宮と横並びに第四本宮が並ぶ配置となっています
4
境内正面の第三本宮(左)と第四本宮(右)本宮の本殿は何れも国宝に指定されています
5
左が第三本宮本殿 表筒男命を祀ります
右が第四本宮本殿 息長足姫命(神功皇后)が祀られます

1810年(文化7)に造営された本殿は、檜皮葺で切妻の妻から入る住吉造の鮮やかな朱が印象に残ります
本殿の内部は外陣と内陣に分かれています
6
第二本宮 中筒男命を祀ります
外観は千木が外研ぎと内削ぎの違いこそあれ、鰹木は5本で背景がなければどれがどれやら分からなくなります
それにしてもこの本宮はシンプルでありながら艶やかな美しさを持っています
7
第一本宮、底筒男命を祀ります
個人的な住吉大社のイメージはこの4つの本宮に尽きると思っていましたが、本宮以外にも見所が多い
一回で紹介できるものではないし、全てを参拝するには一日の僅かな時間ではとても無理です
9
第二本宮の南側のおもと社(侍者社)
神功皇后の命により住吉大社初代神主津守氏の祖田裳見宿祢、市姫命を祀り縁結びの神として知られます
8
上段 右は楯の神社(祭神/武甕槌命) 第四本宮右に祀られる
上段 左は第四本宮前の神井と翡翠の撫でうさぎ
   住吉大社は神功皇后が住吉大神を祀ったのが辛卯の年(211)卯月の上の卯日とされることから、
         ウサギが神使とされ、撫でウサギの他にも境内の手水鉢などでウサギの像を見られます
下段 右は矛の神社(祭神/経津主命) 第三本宮左に祀られ、矛と楯の二社で本宮を守護する
下段 左は第一本宮の左に祀られる大神宮 伊勢遥拝所
10
上段 五所御前と本宮域をつなぐ門、その先は本宮域につながる
   右は五所御前から石舞台を経て南参道につながります
   下段 本宮域から門を出ると摂末社の連なる五所御前の領域へ
   下段右 住吉鳥居の若宮八幡宮(祭神/誉田別尊、武内宿禰)
   下段左 五所御前のパワースポット
    1800年前に住吉大神鎮座の際に最初に祀られた神聖な場所と云われ
    体力、智力、財力、福力、寿力が授かるといわれ、「五」「大」「力」と書かれた小石を
    見つけ御守として持つと願いが叶うといわれます
    願いが叶えばここで拾った石と身近な石に「五」「大」「力」と書いて倍返しでここに戻す
    慣わし、玉垣の周りに集まっている皆さんはその石を探しています
11
早速かみさんも五大力の小石を見つけ、守袋を買い求めお守りに……良くできたシステムです
12
若宮八幡宮の先に祀られる「海龍社」
扁額側の表と裏側の双方をお参りするようで賽銭箱が裏表其々に設けられています
13
上段左 立聞社
上段右 楠珺社 樹齢1000年を超える楠の大樹を御神木とするお稲荷さん
初穂参りの中心的な神社で拝殿前にそびえる樹齢約800年の夫婦楠には、白蛇が住んでいると云われる

招福猫が神様のお使いとされ毎月お参りに来ると小猫の招福猫を授かる事が出来、これを48体集めると
中猫と交換してもらえます、ここまで4年
中猫二体と子猫48体集めて12年、ここで初めて大猫と交換してもらえる
しかも大猫は右手招きと左手招きの二種があり、両方が揃って大願成就となるそうです
つまりコンプリートするまでには24年を要する
……良くできたシステムです

それとは別に「みのりまいり」と「初辰まいり」二番目のチェックポイントで御祈祷の後に「稲種引換券」を頂きます
祭神 / 宇迦魂命
ご利益 / 商売発達・家内安全
14
上段左 招魂社、上段右 左から薄墨社、斯主社、今主社、八所社、新宮社
下段左 后土社 祭神 / 土御祖神、神域全体を守護する神
下段右 五社 祭神 / 大領の祖神・板屋の祖神・狛の祖神・津の祖神・高木の祖神・大宅の祖神・神奴の祖神
142
右 星宮 祭神 / 国常立命、竃神
左 星宮左の手水舎、ここから左に進むと種貸社方向につながります
15
末社の種貸社
「みのりまいり」と「初辰まいり」最初のチェックポイントでこちらで御祈祷を受け「稲種引換券」を頂きます
祭神 / 倉稲魂命
ご利益 / 資金調達・子宝・知恵
下段右 右から海士子社、祭神 / 鵜茅葺会不合尊、  左が兒安社、祭神 / 輿台産霊神
16
上段右 志賀神社  祭神 / 底津少童命、中津少童命、表津少童命
下段  摂社 大海神社 祭神 / 豊玉彦命、豊玉姫命
種貸社の左手に位置し、住吉大社が創建される以前からここに鎮座していると伝わる
17
一旦五所御前に戻り浅沢社に向かいます

上段 五所御前から南門を出た所に石舞台
 住吉大社の石舞台と四天王寺の石舞台、厳島神社の板舞台は、日本三大石舞台と呼ばれる
 住吉大社の石舞台は1607年豊臣秀頼が奉納したもの(重文)
中段 石舞台から南の門をくぐり参道が続く(振り返って全景を一枚)
下段 門前の狛犬、住吉大社では個性的な狛犬が多数見られます、全てを紹介するにはページが足り
   ないので個別に整理した際に紹介する事にします
18
参道を南に進んだ先の鳥居を一旦出て路地を左方向に進むと右手方向に浅沢社が見えてきます
末社 浅沢社
ご祭神 /  市杵島姫命 
住吉の弁天さんと呼ばれ美容・芸能の女神
「みのりまいり」と「初辰まいり」の第三チェックポイントです
19
浅沢社から南の目と鼻の先に大蔵社が鎮座しています
末社 大蔵社
祭神 / 大歳神
「みのりまいり」と「初辰まいり」第四チェックポイントで「稲種引換券」を頂きます
これで引換券は3枚揃います
その引換券は翌月の初辰日に種貸社で籾と交換、楠珺社で籾から稲穂に交換してもらいます
最後に浅歳社で稲穂から御神米に交換し「みのりまいり」はコンプリートとなります
御神米は「御田」で収穫した米で、持ち帰ってご飯に混ぜて食べる事で御利益が得られる
……良くできたシステムです
20
上段左 / 市戎大国社、祭神は事代主神、大国主神、ご利益 / 商売繁盛の守護神
下段左 / 御田、御神米はここで作られます  下段右 /  御田の左にある南鳥居
21
御田沿いに参道を北に向かいます
上段左 / 南鳥居から参道を進んだ正面の手水舎、手水舎に隣接する祠
下段右 / 舟玉神社 祭神 / 天鳥船命、猿田彦神、船の守護神
22
西側の鳥居の一つ、ここから境内を進むと船玉神社につながります
鳥居は幾つあるのだろう
23
上段 反橋(太鼓橋)
         正面神池に架けられた神橋、住吉大社を代表するシンボルかも知れません
   この橋を渡る事が御祓いになるとも言われ、参拝者はこの橋を渡り本殿に向かいます
   慶長年間(1596~1615)に淀君が豊臣秀頼の成長祈願を願い奉納したと云われます
下段 参集殿 
24
上段 北側参道の鳥居、直進すると反橋に至ります
下段 北鳥居を守護する狛犬
 岡崎形を見なれている眼には温かみがあり、とても新鮮に映ります

住吉大社をざっくりと参拝し見てきましたが、しっかりと陽も傾き帰りの電車の時間もあります、今回はここまでです
境内の大きさ、摂末社の数、燈籠や狛犬など見所が豊富で一度訪れるだけでは語りつくせない魅力のある神社です

住吉大社
鎮座 / 神功皇后摂政11年(西暦211年)
住所 /  大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89
アクセス /  ​南海本線「住吉大社」下車東へ徒歩5分程
25




名古屋市緑区大高町字町屋川
00
町屋川の北に天白川が流れ、周辺の海抜は3mとそれ程高くはありません
天白川に架かる橋の上から南の眺望
知多半島丘陵地最北端にあたる大高城跡のある小高い丘が左に見えます
1
『八幡社』は大高城跡から北東に歩いて​10分程​の住宅地に鎮座します
2
小さな三差路の北角が『八幡社』、西側に大高北小学校が隣接しています
上段
玉垣で囲われた社地の東南角に石鳥居があり境内につながります
下段
南側道路からも境内全景が良く見通せます
3
参道入口鳥居をくぐり右に境内が広がります
4
鳥居には1914年(大正3)と記されていましたが、100年を過ぎたとは思えない程に綺麗
鳥居前の狛犬は愛らしい表情をしています
5
境内には大高歴史の会の解説板と神社由緒書が掲げられていて
この神社が地域、氏子からも崇拝されているのが伝わってきます
境内の手入れの良さだけでなく、社殿整備も円滑に行われているようです
6
境内右手の手水舎、鳥居と同年に新築されたもの
7
龍が良い仕事しています
注ぐ清水は澄み、気持ちよく清める事が出来ます
8
境内から右から社務所、拝殿、境内社の眺め、とても綺麗に整った神社だと思います
9
尾張造りの拝殿は破風と向拝が施され、軒の反りが美しい整った外観
10
拝殿扁額と拝殿内から本殿の眺め、神前幕には三つ巴の神紋
八幡社祭神 / 応神天皇、神功皇后、玉依姫

由緒
明治半ばまで社職を務めた原田家の記録によると
1180年(治承4)源頼朝により鶴岡八幡宮の分霊を勧請、相模国小林郷丸山に鎮座
後に大高城主の花井備中守により大高に遷され、ここ町屋川と大高城跡のあった城山に祀られたのが1200年頃と言われる

当時の城山の八幡社は武士の社で町人の参拝は叶わず、ここ町屋川の八幡社が町人の社の位置付けだったようです

1560年(永禄3)の桶狭間の合戦の前に、今川義元の命を受けた家康(松平元康)は兵糧の欠乏した大高城に兵糧を運び込むことに成功、大高の兵糧入れとして知られることになる
桶狭間の合戦から1年後の1561年(永禄4)、20歳の家康はここ大高の地を訪れ町屋川の八幡社に参詣、祈祷したとされる歴史のある神社です

やがて大高城は廃城となり、尾張藩家老の清水家がここに館を構え移り住むも、明治に入り売却されると共に城山の八幡社は廃れていきます
反面、町人の町屋川八幡社は氏子により代々守られ続け現在に至っています
11
屋根の美しい作りが印象的です
拝殿は渡殿と共に1914年(大正3)に新築、2002年(平成14)建替えられた新しいもの
本殿は1981年(昭和56)、社務所も1999年(平成11)に改築を受けた様です
12
拝殿横から妻の眺め、金色の三つ巴の神紋が輝いています
本殿は千木が見える程度で全体は窺えません
13
拝殿右に三社が祀られています
14
左が稲荷社
玉砂利の敷きつめられた広い神域に楠木の御神木
その前にポツンと祀られています
15
中央に金刀比羅社
拝所の屋根が社まで伸び覆殿の様になっており、その下に祀られています
16
右が川向秋葉神社
前の二社は塀で囲われていますがこちらは少し違っています
どこからか移されてきたものなのか?
川向の地名を調べて見ました、川向と付く場所は神社南に川向公会堂があるものの、地名としては現在見当たりません
17
杜を形成する木々
明るく風通しのいい境内は心地いいものです
18
八幡社境内東側の道路に面した場所にある奉安殿
1928年当時の大高尋常小学校校庭南に建てられていた
天皇皇后の写真と教育勅語が保管されていたが、後の1946年廃棄命令によりその地に埋められたそうですが1997年に彫りだされ歴史遺構として修復されたもの
現在は学区の資料保管庫として使用されているそうです


大高町町屋川『八幡社』
創建 / 不明 鎌倉時代初期と思われる
祭神 / 応神天皇、神功皇后、玉依姫
境内社 / 稲荷社、金刀比羅社、秋葉社
住所 / 名古屋市緑区大高町字町屋川14
アクセス / ​JR東海道本線「大高」下車西に徒歩5分前後

名古屋市熱田区金山町
県道29号線新尾頭と新尾頭東交差点の中程に鎮座する金山神社
1
街中にあって金山神社の杜の巨大な御神木が一際目に付く
参道は県道に接し、通りから少し奥まって建つ二つの鳥居が見通せます
社殿は御神木が作る陰に隠れ見通す事は出来ません
2
金山神社正面全景
ここまで来てようやく拝殿の様子が見て取れます
金山は馴染のある場所ですが、ここに神社があった事、金山神社の社名がそのまま町名になったこと
今回初めて知る事になります
3
一の鳥居左に社号標、常夜灯、境内左に手水舎となります
金山神社由緒書き
「当社は金山彦命を主神として金山姫命、石凝姥命、天目一筒命、天津眞浦命等鍛冶鋳造の祖神を奉祀する
社地は熱田神宮修理の鍛冶職であった尾崎氏宅跡で実に尾張鍛冶の発祥の地とするところである
今より約六百年前の應永年間に尾崎善光が勧請して神社を創建した
熱田神宮の境内社として年中両度の祭典には同神宮の祢宜が奉仕した
德川末期に至って金物商の信仰が起り、金属業界の有志が集って金榮升榮の二講を結び
社殿の造営を勧進した
その後二講が合併して全盛講となり昭和31年迄神社の運営に奉仕せるも
同年十一月発展的解消をして、広く金属業界の篤信者並びに地元氏子に呼びかけて金山神社奉賛会を結成なし浄財を勧進して昭和三十三年十月現在の社務所を新築せり
当社は金山町西金山町及び花町の氏神として多数の氏子崇敬を有し名古屋市内外金属業種の厚い崇敬を集めている例祭は「ふいごまつり」の十一月八日である」

尾崎善光は後に熱田区中瀬町に移り住み、それまでの住居に金山神社が建てられた様です
刀の需要、宮宿の馬寄せや寺社もあり鍛冶屋さんの需要は高かったのかも知れない
4
金山神社の常夜灯、刻まれた年号は今一つ識別できませんが、特に古いものではないようです
5
龍はお休み、手水鉢の水面は鏡の様です
6
二の鳥居から拝殿全景、右手に社務所があります
広いとは言えない境内ですが商業地金山に鎮座する事を思えば広いくらいなのでは
7
金属の神様を祀る金山神社の狛犬達
ニューフェイスに金属製の狛犬さんはどうだろうか?
8
上段 拝殿に掲げられた扁額、鳩除けなのか金網がとても邪魔です
下段 拝殿内の「敬神愛国」の額
9
拝殿から本殿の眺め、鏡の前には金銀の狛犬達が守護しています
金山神社は熱田神宮の高座結御子神社の末社でもあるようです
11
境内社
上段 拝殿右に東を向いて祀られる神明社
下段 本殿西隣りに南を向いて金山龍神社が祀られています
12
拝殿脇の手水鉢は半ば埋もれているような
燈籠の元号は読めそうで読めない
10
樹齢を重ねた銀杏の大木がこの神社の歴史を語っているようです

金山町の金山神社は尾張鍛冶発祥の地でした
金山神社
創建 /  1394~1428年( 応永年間)
祭神 /   金山彦命、金山比売命、天目一筒命石凝姥命
境内社 / 新明社、金山龍神社
住所 /  名古屋市熱田区金山町1丁目16番地19
アクセス /  ​市営地下鉄「金山」駅下車、南へ徒歩5分程

2019/3/16
東区泉二丁目と三丁目を隔てる南北の道路
この時期に市内で真っ先に花見ができる大寒桜の並木道が続く名所
駅ちかウオーキング参加者と花見客で大勢の見物客で賑わっていました
無題1
疲れた眼に活を与えてくれそうな春の彩にやっと出逢えた様な気がします

2019/3/17
名鉄名古屋本線本笠寺から少し南の七所神社付近
無題2
赤い電車の線路脇で今年初めて土筆と出逢う
無題3
随分大きくなって穂が開いているけれど、
身近で見る事が出来なくなった春を実感できるキャラクターです
無題4
スギナに紛れて咲く白い花
無題5
名前も知らぬ小さな花だけど、スギナの緑に負けないくらいに春の訪れを主張している

名古屋市熱田区白鳥

熱田神宮の西隣り、国道19号線の歩道脇に「金刀比羅神社」はあります
1
金刀比羅神社と聞くと海運や漁業、つまり海に係る神様

本社は香川県の金刀比羅宮で、全国各地に分社がありここもそのひとつ

こんなところに?と感じる方もおみえでしょう、ここから少し南に歩けば「宮の渡し」です
111
海の安全と縁がない訳ではありません
2
歩道沿いに玉垣と神社幟が立っているので小さい神社ですが目立つ存在です

熱田の杜と比べてはいけないけれど、神社の周囲には杜もあります
3
金刀比羅神社正面全景

石鳥居を構え、境内左に手水舎、石畳の先に拝殿、本殿の伽藍

神紋は分かりやすい〇に金、ここはいつも神社幟が建っている気がします
4
瓦葺きの手水舎、手水鉢には龍はいませんが蛇口を捻れば大丈夫です
5
獻燈碑に明治10年と刻まれています、年号はこれが一番古いかと思います
6
境内から眺める小振りな木造瓦葺の割拝殿から本殿の眺め

拝殿前で参道は左右に分かれ拝殿横につながります
5
拝殿前を守護する狛犬

左の阿形は戦災で被災し欠けてしまったのか、せっかくの顔も台無しです
8
拝殿扁額

拝殿の丸金マークの賽銭箱、その先に本殿は間近に見えます
9.5
拝殿左の参道の先が水天宮になります
9
拝殿右の参道の先に本殿と右に秋葉社、神社幕も当然丸金です
10
右から秋葉社、本殿、水天宮と並びます


祭神 /  大物主命

水天宮 /   天之御中主神(安産の守り神)

秋葉社 /   秋葉大権現(火伏の神)

創建 /  不明


こちらの神社の沿革を調べてみました、どうも確たるものに出会えません

もとは現在の白鳥公園の西にある熱田社境内にあった延命院に祀られていたと云われる

1688年(貞享5)に旗屋町に移り、境内の不動堂に薬師如来と金毘羅神が合祀されていたという

明治に入って、神仏分離により薬師如来を祀っていた不動堂は良学院に移され、金毘羅神は金刀比羅神社と改め現在に至るようです

延命院、良学院ともに廃寺の道を辿った様で、薬師如来の行方も分かりません

白鳥町や旗屋町でそれらを祀る寺を見ていき、新たな確証が得られた時にここは書き加える事にします
11

金刀比羅神社南側から杜に包まれた側面の眺め、鬼瓦や懸魚に施された丸金マーク

自らの存在を主張しています


住所 / 名古屋市熱田区白鳥2丁目10

アクセス / ​市営地下鉄名城線「神宮西」下車徒歩数分



↑このページのトップヘ