尾張のおじさんblog

こんにちは 地元名古屋を中心に身近な神社・仏閣、地元の歴史や街並みを紹介していきます

2021年04月

橋爪の「津島神社」から犬山城方面に向け稲置街道を北へ。
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街道を横切る名鉄犬山線の踏切、踏切右の駅が「犬山口駅」。
次の目的地は踏切を超え、街道と交わる県道64号線「出来町」交差点の左手前に鎮座する「秋葉三尺坊大権現」
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「出来町」交差点の少し手前、街道の名残を感じさせる家並みの中に西に伸びる細い参道があります。
街道からだと「秋葉山」と書かれた黒い常夜灯と黒ずんだ「秋葉三尺坊大士堂」の石標しか目に留まらないかもしれない。
よく見れば細い参道の奥には石の鳥居と赤い鳥居が見えている。
車だと一瞬で通り過ぎてしまい見つけにくいかもしれない。
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石標は即位式記念とあり、大正天皇即位を祝い大正4年に建之のもの。
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一ノ鳥居から社殿の眺め。両脇には民家が迫り、奥に広まりを感じさせる。
鳥居にも即位記念とある。
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参道左に大正末期に奉納された鬼瓦。
本堂は令和元年に改修を受けたようで、その際保存されたもの。
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ニノ鳥居。
手前に手水舎と一対の常夜灯がある。
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ニノ鳥居から本堂の眺め、左には赤い幟が見て取れる。
参道から想像もしなかったけれど、奥は南北に広く境内には複数の車が止められていた。
本堂右に県道と接する間口があり、そこから出入りできる様だ。
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境内全景。
二つ目の常夜灯、こちらの常夜灯も外周は倒壊防止の鉄製の枠で囲まれている。
本堂は入母屋瓦葺で、向拝が付き唐破風も施される。
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狛犬は比較的新しく綺麗に彩色されたもの。
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参道に置かれていた大正時代の鬼瓦の意匠と比較すると、現在のものは似ているようで随分と違いがある。
向拝瓦をよく見ると隅には天狗も飾られている。
向拝下の龍の飾りや、さり気なく羽団扇の紋が彫られていたりと、作り手の拘りが伝わってくる。

犬山市寺社一覧によればこちらの由緒について以下のように紹介されています。
「真言宗豊山派  秋葉教会
明和元年(1764)薬師寺の秋葉宮を移築し明治14年大士堂と公称、昭和27年改称す
本尊 秋葉三尺坊」
秋葉三尺坊、約1300年前に長野県戸隠で生まれ、蔵王権現堂十二坊の一つ三尺坊で修行を極め、自由自在に火を司る奥義を会得、火防や人々の迷いや苦しみから救ってくれる。

秋葉三尺坊大士堂の石標、法人名が秋葉教会、以降は「秋葉教会」としよう。
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秋葉教会本堂左は玉光稲荷大明神。
詳細は不明。
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小さな社ですが手が込んでいて、入母屋に千鳥破風、唐破風向拝が付き、向拝下や廻縁の下などにも彫が施されている。
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本殿域。
手前と奥に狛狐が守護していますが、奥の狐は古びた色合いで首が長く痩せ寂寥感が漂うもの。
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秋葉教会本堂から鳥居方向の眺め。
御神木は楠木、まだまだ大きくなり、やがてこの町のシンボルとなるだろう。
2021/03/09

秋葉教会
創建 / 明和元年(1764)
本尊 / 秋葉三尺坊
所在地 / ​犬山市犬山南古券155-1

​玉光稲荷大明神
創建 / 不明
本尊 / 不明
関連記事 / 稲置街道 橋爪『津島神社』と水神

富山県砺波市の越中國一之宮高瀬神社を後にして、射水市内のラーメン屋を目指す。
土地勘もなく当然のように道に迷う、今回はその時に出逢った「黒河神社」を掲載します。

西に古矢部川と庄川が流れ、東に神通川と石川や岐阜を源にする大きな河川が作り出した平野には水田が広がる、「黒河神社」は庄川と神通川の中間にあたる射水平野に鎮座します。
20~30分も走れば富山湾も間近。
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神社南側の丘陵地は宅地化され、北側に水田が多くみられる。
ニノ鳥居から境内の眺め。
帰り際に気付いた事だけどこの手前には一ノ鳥居と社号標がありました。
南向きに鳥居を構える社地は広大そのもの、外周は綺麗な玉垣で囲われ、社殿を杉(?)の杜が取り囲む。
近くに保育園があるようで境内は彼らのお散歩コース、境内ではちびっこ達が走り回り先生も大変だ。
そんな中お邪魔する格好になった。
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ニノ鳥居は石の明神鳥居で額は「黒河神社」とある。
この辺りの地名は射水市黒河、この神社から来た地名なのか、地名から来た社名なのかは分からないけれど、この一帯で崇敬されてきた神社。
境内は桜も多々あり、時期になると境内が桜で彩られる事だろう。
訪れたのが3月23日、流石に桜の花には早いけれど、蕾はしっかり膨らんでいた。
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鳥居手前の狛犬。
やけに大きな球に乗りかかる様は座っている姿よりも躍動感があっていいかもしれない。
肉付きも良く逞しさが現れている。
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子供達が走り回る合間を縫って拝殿の全景。
入母屋妻入りで向拝を持つ拝殿は堂々としたもので、過度な飾りはない。
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境内左から眺める社殿。
正面からは見えなかったけれど、左右に千鳥破風が付く凝った造り。
軒下は全て透明のパネルで覆われ、ガラス張りのように見える。
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手水舎、手水鉢があるも張られていなかった。
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高床式の拝殿。
パネルが輝き、まるでサンルームのようだ。
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拝殿甍覆と千木、男神?、女神?
あまり見た事のない削ぎ、何と云うのだろう。
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外観同様、木の質感を生かしたシンプルな拝殿額。
参拝。
境内には由緒書きが見当たらず、詳細は不明。
主祭神は天照皇大神,豊受大神,加茂建角身神(下神神社の祭神)

黒河神社は古くからこの地に鎮座していた「神明社」が改称したもののようです。
明治から大正にかけて近隣に鎮座した加茂社や神明社を合祀して昭和に入ってから現在の「黒河神社」に改称されたようです。
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拝殿右から本殿方向の眺め。
拝殿と幣殿が一体になった複合社殿のように見えます、本殿は流造のようです。
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本殿。
こちらも陽光を反射し光り輝くパネルで覆われています。
本殿前を小ぶりな狛犬が守護しています。
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小ぶりながら後ろ足を延ばし、前足は両手で大きな球を抑え込み、尾は真っすぐ上に立っています。
なかなかこの姿勢、格好いいかもしれない。
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本殿から拝殿方向の眺め。
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参拝を終え、車に戻る際に前方に一ノ鳥居がある事に気づく。
鳥居の右には古い社号標があり「村社神明社」とあった。
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こちらの神社で8月第4土曜日に行われる「黒河夜高祭り」は射水市の指定文化財に指定されているようで、黒河神社の一帯の道路を歩行者専用にして、多くのぼんぼりや提灯を掲げ練り歩き、他にも様々な行事が執り行われ賑わうそうだ。
江戸時代から伝わるとされ、お囃子のなか、子ども達は行灯を持ち、無病息災・豊作を祈願し町内を練り歩くものだそうだ。
そうした伝統もあり、境内を走り回っている園児達は「黒河神社」を身近に感じていくのかもしれない。
私たちが参拝を終え立ち去る時、彼らも園に戻る時間だったのだろう、先生と園児がそろって拝殿に向かいお辞儀をして帰る光景を見た、この子達が伝統を受け継いでいってくれるのだろう。
子供の姿がない神社は妙に寂しいものがある。
2021/3/23

「黒河神社」
創建 / 不明
主祭神 / 天照皇大神,豊受大神,加茂建角身神
所在地 /  富山県射水市黒河3861
関連記事 / 富山県南砺市高瀬 「越中一宮 高瀬神社」
高瀬神社からアクセス / 北陸自動車道砺波ICから小杉IC⇒​県道367号線⇒県道31号線経由約40分程

​​道の駅 たいじ
車中泊で熊野三山を巡った際に利用させて頂いた「道の駅 たいじ」
今回はこちらを取り上げます。

まずは所在地が和歌山県東牟婁郡太地町大字森浦143番地。
以前掲載した「補陀洛山寺」、そこの近くの「エーコープなち」で晩御飯と地酒を買い求め、国道42号線を20分程南下する。
太地方向に向かう県道240号線と分岐する「森浦」という三叉路があります。
「道の駅 たいじ」はこの三叉路にあります。
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「エーコープなち」では普段買えないような価格で新鮮な魚介類や総菜が手に入り、買いすぎとも思えるくらい調達、車中泊の楽しみの一つでもある。

太地町は和歌山県南部に位置し県内では一番小さな町だそうだ。
その町の玄関先に位置するのがこの「道の駅たいじ」
買い出しを終え到着した頃は既に日没間際、空が赤く染まり始めていた。
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道の駅に掲げられたマップ。
サイクリング押しのようで、以前高野山を訪れた際に利用した道の駅でもこうしたマップを見た。
遠くから車に自転車を積み、早朝ツーリングを楽しむ光景が見られた。
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道の駅「たいじ」
2017年にでき、外観も設備も新しい綺麗な道の駅。
当初予定していた道の駅「なち」と比較すると周辺には食事処も銭湯やコンビニなど何もない。
食事は買い求めておく必要がありそうです。
それさえ準備しておけば山と海が望める静かなロケーションです。

ここの売りは喫茶店が朝7:00からモーニングをやっている事、朝の事を考えなくても済む。
直売所は9:00からですが毎朝、地元で採れた海産物や農産物、惣菜が集まってきます。
太地と云えばクジラやイルカで知られるが、「くじら」なども売られている。
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日没迫るパーキング、宿泊態勢も整い車中で宴会するだけだ。
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私らが停めた場所は赤丸部分。
以前の経験で夜中に横付けしたトラックのエンジンが一晩中回りっぱなしで、寝れなかった事もあり、トラックが停めにくい場所にしたつもり。
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本州最南端の酒蔵「尾崎酒造」の「太平洋」。
ここに来る途中に酒蔵がありますが、日曜はお休みという事で諦めた。
太平洋 「生貯蔵酒」はすっきりとした喉越しで寿司にあう。
もう一本の「山廃仕込特別純米酒」こちらは少し濃厚な風味で香りも主張してくる。
こちらは肉系の摘みにあいそうだ。(写真は自宅用に改めて買い求めたもの)
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施設が新しく、女性には快適な道の駅だと思います。
ベビーシートやベビーチェアもあり子供と一緒でも安心で出来る。
写真は男子トイレ、covid19の影響でエアドライヤは使用できませんが道の駅とは思えない程綺麗だ。
施設はFree Wi-Fiも完備されている。

ただ車の中でTVを見ようとすると意外につかまらない立地のようです。
綺麗な星空を堪能するいいチャンスかも知れない。
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翌朝の光景、
昨晩は騒音で悩まされることはなく、電気毛布のおかげで寒くもなく快適に寝られました。
写真は道の駅から右が県道240号線、正面が昨日走ってきた国道42号線。
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こちらから朝陽が上がるはずでしょうが、半島の影となりそうだ。
朝が早いのは年のせい、その代わり朝焼けのご褒美や周辺を散策する余裕が生まれる。
どこにいってもこんな感じで、楽しみな時間でもある。
正面に見える湾は森浦湾。
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太地町はこの半島の裏側、県道240号線が伸びていく、右側に太地のシンボルともいえるクジラのモニュメントが見える。
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道の駅は国道と森浦湾に注ぐ与根子川の左岸に位置し、三方を山で囲まれている。
日が差し込むのは結構遅い。
駐車場では未だ皆さん熟睡の様です。

「道の駅 たいじ」
車中泊で利用される方のマナーも良く施設も新しい。
次に利用できなくなる行為だけは避けたいものです。
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​与根子川。 
見えるだろうか、これボラではなく全てキビレ、この時間彼らは群れをなし悠々と回遊している。​​
見える魚は釣れないと云う、それは分かっていても、釣りがしたくなるものだ。
ルアーかワーム、フライでも良いかもしれない​​。
朝のひと時、魚と知恵比べができそうな環境です。
車に竿は積んでおきたいアイテムだ。​

かみさんはまだ起きていないようだ。
昨日、道の駅に入る少し手前で小さな神社を見かけました、そこまで行ってみるか。
2021/2/21

「道の駅 たいじ」
所在地 / 和歌山県東牟婁郡太地町大字森浦143番地の1
車アクセス / 名古屋 ➡ 東名阪道・伊勢道 ➡勢和多気IC➡熊野大泊IC ➡国道42号 ➡ 太地
関連記事 / ​補陀洛(ふだらく)山寺・熊野三所大神社
補陀洛山寺から車アクセス / ​国道42号線南下15分程

車中泊で富山県の神社を巡った際、道の駅氷見から5分程の氷見魚市場の二階にあるお店。
「魚市場食堂」を記載しよう。
昔から肉より魚を好む者として、ここはなかなか印象に残るお店でした。
所在地は富山県氷見市比美町435、氷見漁港の魚市場にあるという事は、間違いなく富山で一番獲れたての魚を提供しているといっていいでしょう。
漁協関係者の方も利用するので早朝は6:30から営業しています。
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氷見魚市場の南側に店の入口があります。
「魚市場食堂」の幟とこの看板が目印。
お店は中に入り階段を上った二階、卸売市場の見学通路にあります。
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既に今朝の卸は終わったようです。
氷見と云うと「氷見の寒鰤」ですが、氷見の寒鰤は大きさや重さ等の要件を満たしたものだけが「氷見の寒鰤」として呼ばれるそうで、訪れた3月末は既にピークを過ぎています。
とはいっても、ここはその時々で一番おいしい魚が真っ先に水揚げされます。
「魚市場食堂」はここで水揚げされた素材を仕入れているので鮮度は折り紙付き。
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見学通路の先に店舗入り口。
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観光客も訪れる事もあり、タイミングによっては待ちがあるようです。
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市場併設という事で入店前の正直なイメージは飾り気のない店内かと思い込んでいたが、店内は至って明るく綺麗なお店の印象を受けた。
また、厨房もしっかり見せているので安心感がある。
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店内奥の様子、壁にはサイン色紙もあり結構知られているようです。
焼き肉屋をイメージさせるカセットコンロが各テーブルに置かれていて、後にその理由を知る事になる。
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メニューは色々ありますが、テーブルのメニューで決め打ちしました。
鰤を引きずっていたかみさんは鰤狙い、自分は左の「いわし」で決まり。
いわし定食とやわやわ盛りをそれぞれ注文。
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いわし定食。
流通事情もよくなり身近でも見かける様になりましたが、釣ったばかりのいわしの味を知っていると
スーパーで並ぶものは何か少しが違う。
もともと体調が低下している時、鮮度の落ちた靑魚を食べるとその瞬間に全身蕁麻疹が出てしまう体質なので、自分で買うものは品定めも出来ますが、お店で出されるものはそれも出来ない。
なので滅多に知らないお店で靑魚の刺身は頼まないけれど、「漁港の食堂で提供するもの」は信頼できる。
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綺麗に撮ってやりたいが、実物は食欲を誘うもの。
さんま、さば、いわし等の刺身、自分の体質を知っていてもやめられない。
大振りのいわしを使い、程よく脂がのった大きな切身。絶品だ。
蕁麻疹センサーが反応するわけがない。
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かみさんの「やわやわ盛り」
鰤とその日揚がったお勧めの魚を使った刺身がてんこ盛り
店員さんは「これは〇△のお刺身で・・・・」と教えてくれるのだが食べる時には覚えているわけもなく、かみさんの感想ではこちらも絶品だったという。
因みに肉派のかみさんは魚も食べるが靑魚が苦手な人だ、我が家の食卓に靑魚は滅多に出ない。

この量たるや、朝御飯です。
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「お待たせしました」と運ばれて来た土鍋。
待たされてはいないが・・・と思っていたが、店内のメニューをよく見ると「もれなく漁師汁が付きます」とある。
テーブルのコンロはこの漁師汁を温めるための必需品。
この量たるや、ボリューム満点で食べきれない、これ朝御飯です。
鰤のあらからでた旨味は、つくねや野菜に浸み込み結構食べきれてしまった。
温かくなった3月とはいえ、氷見での車中泊の朝は肌寒い、この温もりはありがたい。
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お腹も満たされ、外の景色を眺める。
水揚げも終わり閑散とした漁港、空にはおこぼれを求めて鳶や烏が空中戦を繰り広げていた。
水揚げ時は彼らにとっても朝飯時だ。
前日に地元スーパーで晩御飯を買いに寄ったが、駐車場に大きく「とんびに注意」の看板があった。
店から車まで食材を運ぶ際に鳶が持ちさるようだ。
あの看板撮っていないか探してみるも見当たらない、地元の方にとっては面白いでは済まないだろうが、
土地柄ならではの面白い看板だったと思う。
2021/03/24

「魚市場食堂」
所在地 / 富山県氷見市比美町435 (地方卸売市場氷見魚市場2F)
営業時間 / 朝6:30から
定休日 / 年中無休
℡ / 0766-72-2018
道の駅氷見から車アクセス / ​道の駅から5分程南下
関連記事 / 車中泊で越中國、能登國、加賀國一之宮巡り

最近再燃している流行のキャンプ、海辺の設営は彼らの存在を思い出す必要がありそうだ。
山は猿・熊・蛇・猪、彼らのテリトリーにお邪魔しているのがキャンパーです。
でも一番怖いのは人かもしれないね、機会があれば体験談を書いて見よう。

楽田駅から犬山城を目指し稲置街道を歩いていますが、橋爪付近を歩いていると東の県道27号線との間に神明鳥居と大きな石灯籠が見えてきます。犬山市橋爪の津島神社です。
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ここまで訪れた個所をルートに落としてみました。
ゴールの犬山城や木曽川も近づいて来ました。
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住宅地に鎮座する津島神社、間口が広く通りから境内は一望できます。
参拝者駐車場はなく、通りは路上駐車する幅員はありません。
車で訪れるには不向き。
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通りから見る境内全景。
玉砂利が敷かれた参道、神明鳥居の先は茶色の屋根の蕃塀が配され、奥に入母屋妻入りの拝殿が見通せます。白い鳥居と茶と緑青の緑とコントラストが鮮やか、靑い空がないのは残念。
鳥居は1911年(明治44)建之。
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境内右の手水舎は二脚で控え柱を持つもの。
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舟形の自然石を用いた手水鉢、ここには龍はいない、そしてやはり清水がはられていません。
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木造の蕃塀は手水舎同様控え柱がっしりと支えています。
後方には大きく立派な石燈籠が2対あるようです。
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後方に第二の蕃塀とでも言うかフェンスがある、容易に察しがつくけれど、子供たちの遊び場になっているのかも知れない。
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銅葺屋根で入母屋妻入りの四方吹き抜け拝殿で、拝殿前には古びた狛犬。
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正面から見る屋根の反りが美しい、過度な装飾を避けた落ち着いた佇まい。
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拝殿から本殿は長い渡廊で繋がり、本殿の三方は杜が取り囲んでいます。
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古びて風格すら感じさせる狛犬、台座には1915年(大正9)と刻まれていた。
大きく口を開けた「あっ」形、災害か戦災分かりませんが、体の一部は罅が入り補修の跡が痛々しい。
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拝殿から本殿方向の眺め、左右に境内社もあるようです。
参拝させてもらいます。

この神社の由緒書きはなく、創建等の詳細は不明です、地誌に目を通し何か出てくればここに追記する事にします。
祭神は須佐之男命。
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拝殿右の境内社、こちらも詳細は分かりません。
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拝殿から幣殿、本殿は渡廊が繋き、左には石標がある。
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左側から見る本殿は銅葺の流れ造りの様ですが、本殿域は見通せません。
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大きな岩が組まれ如何にもという雰囲気。
ここには御嶽大神、御嶽大権現、氏神、山神等の石標があり、其々に紙垂が下げられた注連縄がかけらています。

『津島神社』は町内や氏子の方々により綺麗に手入れされ、参拝者を気持ちよく迎えてくれます。

稲置街道 橋爪『津島神社』
創建 / 不明
祭神 / 須佐之男命

所在地 / 愛知県犬山市橋爪西浦29
徒歩アクセス / ​山の子社から稲置街道を北上、5分程
関連記事 / 稲置街道 『山の子社』キリシタン弾圧の過去を伝える
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上は津島社から稲置街道を2~3分程北上した​橋爪清水下​付近で見かけた「水神様」

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