東区車道町2丁目
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建中寺東交差点を北に進むと右側の歩道に筒井消防団の赤い「火の用心」の幟に目が行きます。
黒門公園の西側にあたり、近隣に学校もあり登下校時には学生を多く見かける。
筒井町4「秋葉神社、熱田社、津島神社」から北に5分もあれば辿り着けるでしょう。
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消防団の建屋の西隣、こちらにも地上に降りた屋根神様が祀られています。
歩道脇に樹が植えられ、笠木が赤く塗られた小さな神明鳥居がある事に気が付くはずです。
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手水鉢もありますが網が掛けられていました。
境内は落ち葉が積もっているようなこともなく手入れされていました。
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奥行のない狭小地、鳥居正面から眺めると、直ぐに石垣が高く積まれた台座が迫ります。
社の前には基礎が赤く塗られた木造りの常夜灯が一対建てられています。

よく見れば鳥居の台石も赤く塗られています、この色は守山などでよく見かける天王社のイメージカラー。
小さな境内ですが、手作り感満載の覆屋になんとなく気持ちが伝わってきます。
そんな覆屋の下に祀られる社は神明造で派手な飾り金具のない素朴なものです。

格式が高く、立派な神社は見応えがあるけれど、道筋で見かける小さな社。
時に見栄えはいまひとつでも、思いを込めて手が掛けられた姿を見ると、そこに住む人々と社のつながりを感じる事ができる。
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この社が軒下にいつ頃まで祀られていたのかよく分かりませんが、東海地方の特徴的な祭祀形態で、住居が密集する下町などで出会う、堀川周辺には典型的な屋根神様を見ることができます。

人が集まり家が軒を連ね共に生活を営むとある意味運命共同体。
様々な災いが起こります、今のタイミングだとCOVID-19?
それらの災い除けにこうした社が祀られていくのも自然な事で、お世話をする持ち回りの当番ができ、それにより町内の結束を高めていくのに屋根神様は一役買っていた。
それらも景観や人の移り変わりに伴い徐々に姿を消してきています。

一概には言えませんが津島神社、熱田神宮、秋葉神社が祀られるのが一般的で、熱田神宮に代わり地元の産土神が祀られる場合もあるようです。
社に社名札が掲げられていないと困ったもんだ。
運よく月次祭に訪れるとそれぞれの提灯が吊るされ一目瞭然ですが、偶然に遭遇するのはラッキーかもしれない。

消防団や集会所など人が集う場所の傍らにこうした社があったりします、「小さな杜に社あり」ばかりではなさそうです。
2020/6/30

車道町2 秋葉神社、高牟神社、熱田神宮、津島神社
創建 / 不明
祭神 / 不明
住所 / 名古屋市東区車道町2-30-1
アクセス / 市営地下鉄桜通線「車道」駅下車北へ
筒井町4「秋葉神社、熱田社、津島神社」からアクセス / ​北へ徒歩5分程

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