春日井市神領町2 「津島神社」
JR中央線「神領」駅から10分程南に進むと庄内川に架かる下志段味橋に至ります。
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橋の手前から高く盛られた堤防道路を上流に向け2~3分程歩きます。
やがて堤防の法面にポツンと鎮座する小さな社が見えてきます。
神領の津島神社です。
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鬱蒼とした堤防の法面ですが、神社と北側の車道に繋がる手入れされた歩道があり、藪漕ぎはしなくても済みます。
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道路から津島神社全景
堤の先の庄内川を見据える様に南を向いて祀られています。
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幟柱と岩の上に板宮造の社、その右に燈籠。
手前の白い燈籠らしき石柱、正面に崩し字で何か書かれていますが分からない。
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春日井の少し前は当時の村々や島々にこうした天王社や津島社が祀られ、疫病除け祈願として天王祭りや祇園祭り、津島祭りが行われてきた身近な神様。
榊も供えられ、綺麗に雑草が刈り取られた境内、今も地元の方々により崇められているのが伝わってきます。
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嘗てのこの辺りは現在の様に庄内川を渡る橋はありません、庄内川の勝川、松河戸、下津尾、桜佐、野田、大日、大留、入尾、岩瀬・・・・など各所に渡しが存在し人や物資を船にのせ渡った時代もあります。ここ神領にも渡しがあったそうです。 
上の写真は左が1900年頃の当地、橋は架かっていません。
その後、ここに木造の橋が架けられますが流失を経て、現在の下志段味橋の姿になります。
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堤防から上流の眺め、東名高速の橋梁はすぐ近く。
対岸は目と鼻の先、なんとかして渡りたいと思うのは自然の事、津島神社の辺りが神領の渡しがあった場所なのかもしれない。
そんな思い込みがあるからか、神社の白い燈籠らしき石柱に刻まれた崩し字が「わたし」と書いてあるような気になってくる。読めないもどかしさを痛感する。

津島神社
創建 / 不明
祭神 / 素戔嗚尊
住所 / 春日井市神領町2
公共交通機関アクセス / JR中央線「​神領」駅から10分程南
最寄りの神社 / ​三明神社​ 下津尾の渡し