尾張のおじさんblog

こんにちは 地元名古屋を中心に身近な神社・仏閣、地元の歴史や街並みを紹介していきます

タグ:名古屋市瑞穂区,神社,秋葉神社,

名古屋市瑞穂区瑞穂通1丁目『秋葉神社』
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瑞穂区を南北に縦断する環状線
片側3車線の道路は交通量は多く、車で走ると制限速度は何キロなのよ?と感じる程の早い流れと
路上駐車も多く「落ち着いて走れない」道路の印象が強い
そんな環状線も早朝は行き交う車は少なく、静かで落ち着いた表情となります
(写真は環状線博物館前交差点から『秋葉神社』のある桜山交差点方向の眺め)2
市営地下鉄桜通線「桜山」駅4番出口から地上に出ると目の前が秋葉神社
とても便利なところですが、車で訪れると不便な場所です
歩道沿いに狛犬がいて玉垣かある、とても身近にある神社
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神社全景
硬質な印象の街中にあって、木造の神明鳥居のナチュラルな色合いは存在感があります
歩道沿いの提灯掛、まもなく天王祭が近い事を道行く人々に告げています
祭となれば屋台、子供の頃はこれが結構待ち遠しかったものです
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歩道際から神社を守護する狛犬の面々
郊外の神社とは違い、ここは人通りも多くさぞかし忙しいだろう・・・・・表情には現れていないが
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常夜灯の奉納年は1808年(文化5)と彫られています
随分と古くからここに鎮座しているようです
無題
少し前のこの辺りの移り変わり
左上が明治、右が大正、左下が昭和中頃、右が現在
赤い丸が秋葉社の位置で、緑の線は塩付街道です(信州に塩を運搬した江戸時代の街道です)
明治、大正時代は田園と東部の丘陵地帯の雑木林と畑が点在する長閑な地域、そこを真っ直ぐに続く塩付街道が見てとれます、当然環状線などありません
新田開発のため街道の西に十五軒の集落が出来ます、そこから十五軒屋と呼ばれますが、秋葉神社は集落の北外れに位置しています
地図上で神社を示すものは見えませんが、常夜灯の奉納年が1808年なので既に当時から鎮座していたものでしょう
都市開発で大きく変貌しているので、それに伴いここに遷座された可能性もあるかもしれませんね
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境内は東西に短く、南北に長い敷地で鳥居をくぐるとすぐ右に手水鉢があり、正面は社務所兼集会所の様です
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南を向いて四方が吹き抜けの瓦葺拝殿と本殿が並ぶ
それにしても境内に対しこの位置関係、周辺から遷座したのでは?と感じてしまう要因でもあります
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拝殿から渡廊の先の本殿を眺める
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渡廊の先に、6本の鰹木と内削ぎの千木が施された本殿・・・・・女神を祀っているの?
俗説ですね
祭神 / 火之迦具土神
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本殿右に津島社
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軒下の吊り灯籠
陽が落ちてから前を通りがかると、街灯りの中でぽっかりと神社のある一画だけは別世界
この吊り灯籠の明かりが拝殿を照らし出しています
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この地の氏神として今日までの移り変わりを見続けてきた秋葉神社
見上げる様なビルに囲まれてこれからも受け継がれていってほしいものです
こちらを訪れた際には、塩付街道に佇む「​みやみち地蔵​」や「​川澄地蔵​」等のお地蔵さんもすぐ近くです
歩いて訪れれればとても身近、車で訪れるにはとても遠い存在です
2019/07/13
『秋葉神社』
創建 / 不明
祭神 / 火之迦具土神 
住所 / 名古屋市瑞穂区瑞穂通1丁目35
アクセス / 市営地下鉄桜通線「桜山」4番出口

瑞穂区河岸町
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赤い電車が山崎川の鉄橋をゆっくりと通り過ぎる、右手は名鉄名古屋本線「呼続」駅
 川面に赤い車体が映りこむ情景が見られる場所
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旧東海道山崎橋、旧街道の名残りを感じさせる狭くて入り組んだ道が残ります
 それ故に狭い範囲に多くの寺社が点在しています
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山崎川の堤沿いを下流に向かうと山崎橋に辿り着きます
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橋から下流を見ると山崎川右手の堤防脇に神社が見えます
 堤防の変形した法面の僅かなスペースに見事に収まっています
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高い堤防が迫ります
 参道入口はここからではなさそう、先にある階段の様です
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道路側は玉垣、反対側は山崎川堤防に囲まれた長三角形の敷地
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道路側からの全景、二つの社と狛犬が見える
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鳥居はなく社号標も見当たりません
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堤防に出て右に広がる境内
 海岸を埋め立てそれに伴い河川堤防も伸びて出来た土地柄
地盤沈降から左の燈籠も川側に落ち込んでいる
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境内に右の「御大典記念」石碑(左)
 天皇が皇位を継承する即位の礼、これを記念して建てられたもの
燈籠の奉納年月日(右上)から推測になりますが昭和天皇と思われます

社の左脇に纏められた石鳥居の部材、過去には鳥居を構える神社であったと思われますが
 空襲により損壊したものか、自然災害に依るものなのか・・・・・考えない
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境内右の手水鉢
 こちらにも「御大典記念」と彫られています
水は・・・・・龍がいない
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社全景
 秋葉社と金毘羅社

定期的にどなたか手入れされているのでしょう、境内は至って綺麗に保たれています
 神社を起点に人が住い、崇め、住まう人の繋がりが生まれる
タイトな場所に鎮座する小さな神社ですがその役割は大きなものです
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この繋がりがなくなると神社は荒廃し、それによる人の関わりも希薄になり「隣は何をする人ぞ」
 私の町にはそうした社が点在します、幼少の頃の記憶を頼りに訪ね、今を見るにつけ形容できない寂しいものを感じます
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社前の狛犬
 ふっくらとした丸みのあるフォルム
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社全景
 右が・・・・・と書きたいところですが、私はこれを識別する事が出来ません
後に分かればこの部分は追記します(出たァ得意技)
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何気に堤防の対岸に目をやれば
 山崎川を挟み対岸にまたも玉垣が見えます、先生曰く「秋葉神社」の様です
山崎橋を渡り向かう事にします
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橋の手前にある公園の角に「明治21年・・」と刻まれた石標と風化により読み切れない左の道標
 PCで加工すれば読めると思っていましたが甘かったようです

秋葉神社

創建 / 不明
御祭神 / 火之迦具土神
住所 / ​名古屋市瑞穂区河岸町4丁目​​
アクセス /  地下鉄名城線「妙音通」下車南へ徒歩5分程

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